世の中がゴールデンウィークになって、ゆっくり近所の温泉でも行こうと思ったら、緊急事態宣言のせいで休業だった。もうすぐ孫リンの誕生日で、目途をつけていたプレゼントを買いに行ったショッピングモールもお休みだった。
まじめに休業するのはいいけど、コロナ倒産がたくさんあることも事実。政府の休業補償が不十分ということ。感染者数は増えている。そういう中でオリンピックを辞めようという決断ができないでいる。
その昔、勝てない戦争を継続して、沖縄を戦場にして、原爆を落とされて無条件降伏となった。その時の日本みたいだと識者がいう。
そもそもが原子力発電所の事故の始末もできていないのに、”アンダーコントロール”と平然と嘘をついて、賄賂まで使って呼び込んだ東京オリンピック。
スポーツ選手は、オリンピックを目指して頑張るというのは通常なら自然のことだろうが、この状況下で東京オリンピックに出ていい成績を残したいなどというのは、知性に欠けると言わざるを得ない。オリンピック担当大臣の橋本聖子は、かつてのオリンピック選手で注目を浴びたが、単なる”筋肉バカ”という声がしきり。自民党に利用されているだけということに気づかない。自民党のタレント議員というのは、大半がそうとしか思えない。
元タレントがみなアホかという訳では無い。山本太郎氏ももとはと言えばタレント。その人気で参議院議員になったともいえる。が彼の場合は動機が違う。一定の政党に誘われて利用されたわけではない。自らおかしい世の中に物申したいという志で政治の世界に入った。
政界に入る前の仕事は、いろいろあっていい。あった方がいい。あって当たり前。
前職が無いとか、腰掛程度の勤務しかしていない世襲議員が最悪。自らの家系を権力者だと勘違いしている。勘違いも甚だしい。嘘をついても、周りが取り繕うので何の罪悪感もない。
真面目な公務員であった赤木さんは、安倍のせいで報告書を嘘の内容に改竄させられて、それが国民に奉仕すべき職務にある人間のすることではない、という慙愧の念に堪えかねて自殺してしまった。自殺でもしないと、そういう不正に世の中の目が注がれないという思いで敢えて死を選んだのかもしれない。赤木さんにそれをさせた上司が出世するとは世も末。そいつも安倍ものうのうと暮らしている。
おかしなことはオリンピックだけではない。
福井では知事が古い原発の再稼働を承認したとか、狭い日本で必要のないリニアモーターカーを走らせるのに、地盤工事に大きく費用がかかるのにやめようとしない。
沖縄の辺野古基地建設は、県民の意思を無視して、しかも沖縄戦の犠牲者の遺骨が含まれている土を埋め立てに使うとか。そのほか、メディアが大きく取り上げないおかしなことが進んでいる。水道の民営化や、種子法の改正、憲法無視の自衛隊の海外派遣。枚挙に暇がない。
アメリカはトランプが大統領の座から去って、バイデン氏が大統領となり、アメリカの良心が戻ったような感じがする。地球温暖化対策のパリ協定に米国が戻ってきたことに象徴される。
そのアメリカの対中関係が注目される。先日のバイデン大統領の演説では中国を意識した発言が当然ある。軍事力でいえば、米国の軍事力を日本が補う形になるのが当然みたいな報道をするメディアがあった。情けない。
日本では国政の補欠選挙で自民党が3敗したことは当然の成り行き。次の選挙で自公維新を政界から排除することができるかが、カギ。日本の国民はまともな判断ができるだろうか。ところが名古屋で河村市長が5選した。名古屋市民はバカじゃないか。僅差だったことで、良識ある人たちもいるのだということがわかる。署名を偽造することに、アホのタカスと加担するようなレベルの人間が偉そうなこと言っても市長の資格があるのだろうか。
日本には誠実に生きる人たちがいくらもいるのに、長いものに巻かれる生き方ではおかしなことがまかり通る。
日ごろ感じていることを乱暴だが大分吐き出した。もう一つ入国管理局の外国人労働者に対する仕打ちもひどい。国際社会でちゃんと発言できる国になれるレベルではない。そこで仕事している人の中には、おかしいと思っている人もいるだろうが、赤木さんのように訴える人は少ない。長いものに巻かれているのだと思う。
巻かれるものが無くなった自分のような人たちはもっと声をあげたほうがいい。
