天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

コロナで社会は変わるか

 新型コロナウイルスの問題は、いろいろなことを考えさせてくれる。ネット上でも様々な情報と、反応が飛び交っている。自分としては、マスコミ騒ぎすぎと感じている次第。なんとなれば、従来のインフルエンザと比べて影響が大きいというものではない、というデータがあるからだ。しかるに、そういう情報や意見がほとんどメディアには出ない。今日の感染者数はこれこれで、過去一番だとかなんとか。

 感染拡大しないための努力はするが、必要以上の自粛はする必要がない。ということで、二胡も個別練習はしているし、買い物にも行く。

 緊急事態宣言で問題なのは、休業を余儀なくされる店舗や商店、フリーランスのミュージシャンなど、収入が途絶える。そこへの給付金も速やかに必要なところに届かないと意味がない。また、ネットカフェを休業にすると、そこに住んでいる人たちが行き場を失う。健康な数になるはず。

 日本はこんな状態だが、中国の武漢では封鎖が解除された。その様子を伝える記事が配信されている。中に二つの動画が日本語で出るので見られたい。

mp.weixin.qq.com

 これは人民日報なので、中国政府の宣伝でもあるが、このサイトを教えてくれたのは某大学で教鞭をとる知人。

 確かに中国の場合、やることが早く(まだ遅いという批判も国内にはあったが)徹底した対策が行われていた。病院建設や、他地域からの医療支援など。

 決断が早く、やることが徹底されるというのは、中国共産党の独裁政治であるから。これを利点と評価する人は、中国内に少なからずいる。民主化の問題があるが、一方でこういう点は評価されている。

 その他の地域はどうなのか、広州の知人に訪ねてみたところ、以下のメールで様子を知らせてくれた。

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 こちらの会社は、マスク制作の機械を導入して傘下の企業に配布するのだそう。

 武漢が封鎖されたころには、この知人も自宅待機で家で過ごす日々だった。こうしてみると着々と国難を乗り越えている観がある。

 日本の場合、緊急事態宣言が出た東京でも通勤電車が動いているので、電車は多少すし詰め状態が緩和されても、満員の列車が相変わらず走っている。

 一方で、テレワークができる業態のところでは、在宅勤務が増えている。人と人との接触が無しでできることとして、オンライン診療とか、オンライン飲み会というものまでやっているらしい。学校の授業までネット配信でやるところもあるらしい。

 こうなってくると、わざわざ通勤、通学、通院のために電車に乗る必要が無い社会が現実になってくるということ。

 そのこと自体は悪いことではなく、社会の変化の一つとしてとらえられる。そのきっかけに今回のウイルス騒ぎがあるわけだが、これが偶然の出来事なのか、はたまた陰謀論があるように、社会の変化で一儲けしようという者たちがいるかもしれないのか、そこはよくわからない。

 しかし孫たちの世代が、こうした変化の中で生きてゆかなくてはならないことは確か。今求められるのは、感染経路をとやかく言うよりも、社会の変化により職を失うとか、居場所を失う人たちの救済を確実に行うことだろうと思う。