東京オリンピックが1年延期となった。私の感想としてはひとまずよかったと思う。
よかったと思う理由は、コロナに関係なく、もともと久米宏さんと同様に東京五輪開催反対だった。理由は「復興五輪」とは名ばかりで、東電の対策不備による原発事故の後始末が何もできていない状態で「完全にコントロール」されているという嘘をつき、IOCへのワイロまで使って呼び込んだオリンピック。呼び込む理由は、経済活性化。
他にもオリンピックに関して、おかしなことは枚挙にいとまがないほど。オリンピックのための新国立競技場の建設費等々。いちいち書かないが、反対する人は多くいる。
ブログ仲間のハテヘイ666さんは、福島にいて放射線量の多い地域を聖火ランナーが走ることを心配されていた。それもひとまず延期となって、ハテヘイさんの思いは通じた形。しかし、1年で線量が激減するはずもなく、除染作業が進められることもないだろう。
メディアによれば、来年7月まで延期の見込みとのことだが、コロナウイルスの拡散状況によってはまだどうなるかわからない。
東京オリンピックを、コロナウイルスの患者数を少なく見せかけて、強引に開催しようとしていた姿勢から一転して、延期が決まったとたん、東京の感染者数が増えだした。今朝の東京新聞でも「東京新たに68人感染」とか。それで外出自粛を継続するらしい。
ところでこの前コロナ動画を二つ紹介したが、その二つ目。デイビッド・アイク氏の陰謀論。この動画の中で、陰謀だとする根拠として、ウイルス発生の数か月前に、イベント201で、ウイルス感染によるパンデミックシミュレーションが行われていたことが語られている。それは何かと思ったら、ここにレポートがありました。
この記事の中には、過去の出来事から現状の様子を知らせる動画記事までいろいろある。ビルゲイツまで出てくる。パンデミックシミュレーションが行われていたことは事実。
ただ、これを陰謀とみるか、実情からしてこういうことが起こりうるという警告とみるかは意見が分かれる。
現実は、ここでシミュレーションされたと同様の事態になっている。さらに感染は広がる。広がるけれど、戒厳令もどきの自粛要請するほどのものかということ。
確かに、犠牲者(死者)は出るが、今日の新聞報道では東京で亡くなったのは90歳台の男性。コロナでなくともインフルでも亡くなる可能性のあった人ではないかしら、ということ。
オリンピック延期決定後にウイルス検査の数を増やしているので、確認できる感染者数が増えてくるのは当たり前。
外出自粛が、感染予防にどれだけ効果がるかわからない。と同時に、感染していても症状が出ない人もたくさんいる。症状が出なければ検査もしないので、感染者とされないが感染もとになりうる。実態はそういうことじゃないかと思う。
で、この際、テレワークなどができる業種で、働き方改革が進むのは悪い事ではないかとも思う。特に東京の場合、遠距離通勤による時間のロスが幾分かでも解消され、生活がしやすくなる人もいるだろう。鉄道会社は、利用客が減る心配はないだろうか。
ともかくこれは社会の変革の促進になっている。
テレワークはいいが、自粛による業務の縮小で解雇される契約社員、派遣社員が問題。各国政府の対策が打ち出される中、日本は生活困窮者に商品券を配るという話が出ている。庶民生活を知らない人間が、自分たちの仲間の利益確保しか考えない愚策。
ウイルス対策の影響をポジティヴに考えるなら、社会構造の見直しの機会になることと、日本の場合、次から次に愚策を持ちだす政治家が日本の政治を行っていることに今までひ政治に無関心だったひとにも気づいてもらい、クズ政治家を排除する動きが高まることを期待したい。