天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

目覚める人たち

 先日の新聞広告で「平和は選択肢にあらずー人類が生き延びる唯一の道ー」と題した講演会があったので、行ってみた。
 行ってみると、社会学てきな平和論ではなく、もっとスピリチュアルなものだった。これはこれでもう少し研究の余地があるが、要するに世界の人々、つまり人類が生き延びるには平和しかない。それを実現するには資源を平等に分配することだ。と、あたりまえのような話だが、実際にその考えに基づいて生きている人は限られている。目先の利益を追求するスタンスが、他人のことを構っているよりもまず自分というジコチュー(自己中心)が多い。そうではないにしろ、つい目先の安穏に平和ボケして何も考えないで、格差社会を容認して生きている。
 それでは平和な社会は来ないでしょ。ということに一人一人が目覚めて行動するようになれば、自ずと争いごとがなくなる。
 そういう目で、最近の日本を見ると、戦後最悪の政権。見え見えの嘘で、仲間内の利益を優先する。が、一般の人々の中には、良心に従って勇気ある行動をとる人たちがいる。
 今回のアメフトの反則行為の問題では、反則プレーを行った本人が反省して、指導者の対応の遅さにしびれを切らしてか、昨日記者会見を行った。責任者の監督とコーチは、今日、自分たちの責任だと言いながら反則プレーを指示したことについては認めようとしない。選手本人は、悪いことを指示に従ってした確信犯なので、シラを切って逃げる態度を潔しとしないで、この先どうなるかを顧みず事実を語った。
 加計学園の問題で、事前に首相官邸との打ち合わせがあったと愛媛県側の知事が、記録文書を公表しているにも関わらず、アベピョンはしらを切っている。アベの卑劣さは改めて言うまでもないが、愛媛県の中村知事の勇気は評価されるべきだろう。
 森友問題では、不正を働いた側の籠池氏が、ありのままに事実を話し始めたため、大阪拘置所に拘留されてしまった。逃亡の心配がない人間を10か月も拘留するのは人権問題。その籠池氏が保釈請求が認められた。これはどういうことだろうか。人権問題として騒ぎが大きくなるのを回避しようとしたのか。官邸側と口裏合わせをする約束ができたので出されたのか。籠池氏が釈放後に何を言うか注目が集まる。
 森友問題については、破棄したとした記録文書が大量に出てきた。そういうものが出るということは、官僚機構の中に事実を提示すべきだという人がいるからだろう。
 まっとうな人の代表格は前川喜平氏だ。彼も、まっとうなおかげで文科省からいろいろと嫌がらせを受けている。が、ひるまない。
 というように、いろいろ問題ある中でもまっとうに生きようとする人たちがいるのが救いだ。