天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

敬老の日

 今日が休みであるのは敬老の日であるからだが、これは比較的新しい休日だ。これを新しい休日と感じるのは、いいかげん古い人間だろう。しかしまだ自分は敬老の対象ではないかと感じている。しかし、老人の仲間入り直前の状態で、時には老人のふりをして楽をしようなどと思ったりしている。
 ともあれ、この日の呼称も「としよりの日」「老人の日」「敬老の日」と変遷している。昔は色々な言葉がズバリだったが、今は差別用語として分類される言葉が普通に使われていた。
 そういう意味では、人は啓蒙されるに従って他人に優しくなる。お互いの人権を尊重するようなる。そもそも人権という概念はその昔は無かった。征服者と被征服者の関係は主人と奴隷の関係だった。そのことを人々は受け入れていた。今やそれは無い。
 しかし中国においては人権問題はまだまだ重要なポイントだろう。人権と民主とは共通する意味合いを含んでいる。民主でないということは、庶民の人権を認めていないと言えるのではないか。
 その中国には「敬老の日」は無いのではないか?何故なら中国では一年中高齢者は敬われているから。と思ったらそもそも「重陽節句」というのに、中国における敬老の日の意味合いがあった。これは旧暦の9月9日だ。中国ではこれからの季節には月餅を食べる習慣がある。これを日ごろ世話になっている人に贈る習慣がある。丸い饅頭の中身は色々な種類がある。はっきり言って「これは美味しい!」と思うような月餅にであったことがない。ワシの口に合わないだけかもしれない。あるいは本当に美味しい高級月餅を食べてないのかもしれない。
 ともあれ、月を愛でつつ、ほんのり甘い高級なお菓子を食べて、年老いた家族と平和に過ごす日。そういのが敬老の日としては最高にいいと思う。
 日本人の家族であるウチは、月餅こそ食べてないが、先週末には家族が集まってくれて孫たちを楽しみながら過ごした。こういう時間がもてたことに感謝。