天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

「恋愛費」

 恋愛費とは変な言葉だが、これは最近の中国の新語である。中国の大学生の多くは親掛かり、親戚一同掛かりで都会の大学に進学している。大学に入った後は、いい仕事に就くと共に、いい伴侶と結ばれて一族を発展継承してゆくことが求められる。
 そこで、いい伴侶を得るには学生時代から色々とおつき合いが必要となる。その費用まで親が面倒をみるらしい。
 田舎にいた頃は、ほんのわずかなお小遣いで過ごしていたのが、都会の大学に出てくると、平均的に月3500元の生活費を使うらしい。そのうちの1500元がいわゆるこの「恋愛費」として必要らしい。
 思い当たるのが、今年の初夏にハルピンに行ったとき、そこで会った女子学生が彼氏にTシャツを買ってプレゼントしていた。そういう費用が恋愛費ということになるのだろう。デートしてお茶を飲むお金も必要だ。
 田舎の親は大変な思いをしているだろうが、子供たちはそうやって平然とお金を使う。
 古い話だが、自分が大学生だった頃。やはり地方から出てきたくちだったが、お金がないためか東京で女性と付き合おうと言う発想がなかった。おかげで大学前に知り合った女性と結婚をした経緯がある。
 それはともかく、そうやって親がかりで異性と付き合う大学生が、そういう大学生が反日行動に燃えるのだろうか。大いに疑問だ。
 スポーツ選手の中国行きが相次いでキャンセルされている。そんな中、庶民としてまだ自分は中国に行く気でいる。世人が注目するスポーツ選手だから却って危ない目にあう可能性が高いだろうが、注目度ゼロの庶民ならいつもと同じように受け入れられるだろうか。それも行ってみないと分からない。現場調査が必要だ。