天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

魚釣島の問題

 ここのところまたこの尖閣諸島の領有権問題が、民間人の活動をまきこんでヒートアップしている。確かにこのなかの魚釣島は明治時代に日本人が移り住んで鰹節工場を営んでいたらしい。
 工場と言っても、干すだけだから簡単な設備だったのだろうが、一応生活基盤があったわけだ。
 しかしこの地理的な位置は微妙だ。台湾と沖縄南端の石垣島とからほぼ等距離にあり、沖縄本土や中国本土からはさらに遠い。
 Facebookのおかげで、中国は広州の女性で「この島は歴史的には日本の領土だった」と文献を根拠に話す人がいることを知った。冷静で勇気のある人がいるもんだ。だから中国人はいい。というのは一面的私的感想。
 さてその島が今更取りあいになるのは、各国が資源問題に目覚めたからに他ならない。国どうしで資源のとりあいをしている。どの国もここが無くては住む場所も無いという切迫した問題はないはず。
 で、勇気ある中国女性に対抗して(?いや「免じて」)私の個人的見解を書いておこう。
 一言で言うと「この取りあいはアホちゃうか!」と思っている。今や時代は共生の時代。しかもこの「共生」は国を超えて共に生きることを志向しなくては本来の意味がない。こういう問題が起きたのを契機に、いい方向にもってゆく努力をしようと言うやつはいないのか。
 日本だって、以前はともかく、一旦放置した島なのだから、生きるための共同利用地域としてもいいのではないか。
 そうは言っても、どうやってそういう状態を作るのか。そんなに簡単な問題ではない。であるからこそ知恵を出し合って、そういう方向にもってゆくのがいいのではないか。こういうことを言うと右翼的な人からは嫌われるかもしれない。しかし、ゆがみあいを力では解決できない。もっと冷静におとなになろうではないの。