天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

国慶節

 10月1日は中国の建国記念日である国慶節。1949年の建国から62年が過ぎた。この間の年月は中国の人たちにとって平坦ではなかった。「大躍進」に続く「文化大革命」に翻弄され、「改革開放」からようやく鎖国状態が徐々に終わりを告げた。毛沢東時代とそれ以降に大きく分かれると言えるだろう。そして、経済発展一辺倒の時代はそろそろ終わろうとしているようだ。
 国慶節の祝賀会で温家宝首相は、格差是正とバランスのとれた発展を目指すと話した。是非そうしてもらいたい。豊かになれるものからまず豊かになることを是認した訒小平の思惑は、その通りになった。そういった動きのなかで広がった格差。このままでは皆が幸せになれない。
 民主化の動きもこれから加速するだろう。切にそう望む。そういう方向でなければ、もはやあれだけの大きな国は成り立たないのではないかと思う。新疆やチベットなどの自治区の独自性ももう少し容認して良好な共生関係を追求して欲しい。
 それと、広い国土で時差が無い。これは我々が旅をするには便利でいい。中国の北側に位置するロシアは時差があるらしい。
 温家宝氏によれば、物価上昇はピークを過ぎたという認識なので、急激な元の切り上げは無いかもしれない。我々のような旅行者の立場は円高をエンジョイできる。
 また今年で辛亥革命から100年が経過した。中国が次の段階(勿論いい意味で)へ進んで行ってもいい頃だ。そいういう年数が経過したのだ。大いなる期待を込めてそう思う。