天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

今年の漢字「興」

 昨年の漢字は「絆」だった。今年の漢字は「興」らしい。もう今年の漢字を決めているのは誰なのか、というと日中友好協会東京都連合会だ。どうしてこの字を選んだのかということについて、日中友好新聞には特に書いてなかったが、なんとなくわかる。
 復興、興味、興業に興行と色々な単語に使われる字。元々「興す」とは、広辞苑によると潜在している活力を活動させるという意味らしい。衰えたものをさかんにするとか、心を奮い立たせる、ということとか、物事を始めるという意味もある。
 2012年は昨年の大災害から立ち直る年という意味で、「興」という字はなかなかいい。
 個人的にも、年齢とともに心が衰えそうなところを奮い立たせて活動をしたいところだ。しかし、年齢の意味する社会的ポジションというのはある。そんなことに甘えてしまうのも如何なものかと思うが、折り返し地点を過ぎていることは確実なので、そこのところは忘れないようにしなくっちゃ。
 ところでこの字は、中国語では高興(高兴)という言葉のように、うれしいという意味になる。事を起こすことは嬉しい、喜ばしいことなのだ。トシなので、ささやかに事を興してみようか。ごくささやかに。