人の社会は、人それぞれ。必ずしも考え方が同じとは限らない。
考えが違うからと言って、相手を排除してはしてはいけない。排除することは生存競争ということにつながる。「生存競争」という言葉は生きるためには競争するのだ、ということを是認しているようで如何なものかと思う。生存競争に勝ち抜くのがえらいことだというような風潮もあった。我々もそのような中で生きてきた。今でもそのような生活感覚でいる人は多いと思う。勝ち組とか負け組とかいう言葉がある。
受験戦争だなどど、入学試験が戦争のようにいわれる。受験勉強も最近は受験テクニックというものがあり、真の学力なのかどうか疑わしい面がある。しかし沢山点数を取ったものが合格、即ち勝利ということなのだが、そうして入った学校が本当に本人にとっていいかどうかは別の問題。
ともあれ、この世の中には色々な人が共存している。違いのある人たちが、排除しあったり、戦争をしないで暮らしてゆくために最低限守るべきルールがマナーだろう。
散歩していて、犬がマナーを守るようしつけられている写真をみつけた。犬が自分のウンコを片づけている。写真はヤラセだが、こういう写真で世の中にマナーを訴えようと言う洒落のきいた人がいることが嬉しい。世の中への警告も、学者先生はどんどんビシビシと真実をついてほしいが、我々庶民は日常生活の中でいたわりあいながら、洒落の一つも混ぜこみながら、排除するのではなく共生してゆくようにしたいものだ。
