天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

お食い初め

 赤ン坊が生まれてから100日経つと、初めて何かを食べるという儀式をやるらしい。今日、ウチではそういうことをやった。f:id:mm3493:20120219131006j:image:w360:rightf:id:mm3493:20120219130946j:image:w360:right

 何を食べさせるのかというと、尾頭付きの鯛に赤飯はお祝い事の定番だが、なんでもそれに勝栗、昆布、梅干し、それに紅白の酢のもの、と小石らしい。小石というのは食べるのではなく、歯茎にあてて丈夫な歯が生えますようにということらしい。もっとも小石以外も本人はどれも食べられない。

 それだけでは、大人が食すのに物足らないので、刺身や生牡蠣などドサクサに紛れてごちそうが並べられていた。

 日本では平安時代からこういう儀式があるとのことだが、中国ではこの種の風習はあるのだろうか。と思ったらあるらしい。

 次のような説明をネットでみつけた。

「日本のような「お食い初め」とほぼ同じような形式で行うところもあります。

でも、中国の普遍的な儀式は「百日」といって、

1)百日目に「手形」と「足形」をとる。

2)百日目に髪の毛を切って「胎毛笔」と呼ばれる「筆」を作るんです。

二つを、おじいちゃんおばっちゃんに贈り物にするのが、子供が生まれた後の、最高の縁起物であり、一番喜ばれる贈り物だという伝統があります。

昔は、半紙に手形・足形をとって、髪の毛で作った筆を付けて送ってましたが、今は大変おしゃれになっていますね。」

これは中国の人が書いている。日本と同じようにするところもあるということは、日本にはその部分が伝わったのだろうか。

 しかしこうして見ると、本人は何が何だか分からないのに周りがこうして楽しんでいる、というようにも思える。

 外は冷え込んでいる。家の中は暖かくして美味しいものを食べて祝っている。世界には生き延びることさえ難しい子供たちが沢山いる。日本の普通の家庭に生まれた子供たちは本当に幸せだ。こういうことが、どこでも当たり前にできるといいのだが。