天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

上海万博(3)会場

 上海万博の会場は、広い。地図の写真で説明しよう。
会場は黄浦江が真ん中に流れる。河の南(地図の下側)が浦東(プートン)と言われる新興地域で、メイン会場がある。真ん中にEXPO広場というのが南北に広がり、その両側に、世博中心(EXPOセンター)、世博文化中心(EXPO文化センター)、そして中国館などのメインの建物が並ぶ。

テレビなどでもうおなじみの赤い骨組で逆三角になっている。ここに入場するには、予約券(整理券だと思う)というのが必要。その予約券は1日分が2万枚であるが、これをゲットするのに朝4時から発券場に並ぶ人があり、10分でなくなるとか。その話だけで、入れないことを知る。
その他の人気館に入るのにはとにかく行列に並ぶ。下の写真のドイツ館には4時間待ちだということだった。

お隣のフランス館も行列管理の警備員に聞いたら4時間待つという。その間ただ行列に並ぶわけだ。フランス館にはロボットがいることを飛行機で見た新聞で知っていたので、覚悟して並んだ。実際には1時間半で中に入れた。なんでもオーバーに表現する中国のことか、と思った。中のロボットはこのようなものだった。

ロボットは大きなものではなかった。仏館、独館の有る場所は欧州エリアで、近くにこんな建物もあった。

傘の向こうに丸いものがぼんやり見えるが、これが英国館だ。ぼんやり見えるのはわざと無数の針を立てたように作ってあり、しばらくしてからこれは英国の近衛兵の毛皮の帽子をまねたものだということに気付いた。
 両岸の会場を結ぶのは、大きな橋とトンネルが一本ある。そしてフェリーが何隻か行ったり来たりしている。

ちょっと曇りだが、黄浦江に浮かぶフェリーとその向こうが会場内の橋。
フェリーにも載ってみたが、これも1時間以上は待たないと乗れなかった。
 この会場に入るには、周囲に八つの入口があり、そこで手荷物検査を受けてから切符を駅の改札のような機械に通して入場できる。そしてもう一つの入り方は、会場の外側から万博専用の地下鉄で、欧州エリアの辺りにあるEXPO AVENUE(万博大道)という駅に入る手がある。外側の乗り込む地下鉄の駅のそばに知人が住んでおり、そこで教えてもらって初日はそこから入ったというわけ。便利だった。やはり持つべきものは友。