天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

Daniellからの手紙

 明け方、携帯電話がプルプルと鳴って、メールが届いたことを知らせた。Danielle Steelからの月例メールだった。毎月、月初めにくるやつ。今月は記念日が少しあり、まずバレンタインデーのことが書かれていた。
 愛する人がいる人、愛されている人にとってはとても大切な楽しい日だが、そういう人がいない人にとってはつらい日でもあるということで、彼女も過去に楽しかったりつらかったり、幾多のバレンタインデーを乗り越えてきたらしい。
 そう、確かにかつてはこの日は会社でも一大イベントだった。ギリチョコが乱れ飛び、ちょっと本気とか、大本命とか相手への気持ちの程度によりチョコのレベルが異なっていたものだ。手作りチョコレートというのもあったな。今では会社イベントとしては、社員旅行と共に無くなってしまった一つの風物だった。これをもらうと、1ヶ月後のホワイトデーのお返しが大変だった。
 中国でのバレンタインデーは、男性から思う女性に花束を贈る。実際かなり派手な花束を持って歩いている人を見かけたことがあったが、あれは花屋さんで、注文されて相手のところへ持ってゆくらしい。あちらの花束は、日本の花束のように束ねた花を包む包装ではなく、派手に開いた花束をギンギラの紙で元を結わえて、花を上向けて持つ。
 ダニエルからのメールで、中国の花束を思い出してしまった。レターに戻ると、今月はプレジデントデイというのもあるらしい。なにそれ、と調べてみると、「2月15日はプレジデント・デイの祝日です。アメリカを代表する大統領、建国の父と呼ばれる初代大統領・ワシントンの誕生日(2月22日)と奴隷解放を行った第16代大統領・リンカーンの誕生日(2月12日)が2月なので、それぞれの間をとって2月の第3月曜日がプレジデント・デイと定められています。」ということだった。二人の大統領の誕生日の間をとってしまうなんて、合理的なのかズボラなのかよくわからないが、アメリカ人的感覚なのだろう。
 そしてメールの後半はお決まりの本の宣伝。 「Big Girl」というタイトルのハードカバーが出るらしい。これはそのタイトルのとおり、ちょっとおデブな女性が主人公。ダニエルにしては珍しい。いつも超美人が主人公になっている。美人が色々苦労をするが、本当は超金持ちの血筋だったり、うまくそうなったりする。その中での人間模様の描き方が読ませるのだ。体重に悩む Big Girlも面白いかも。ペーパーバックになったら読んであげよう。
 さて、今日はこんなことを書いているが、昨日、息子の嫁のお母さんが中国で日本語教師をやることになったという連絡があった。そのような気配もない人だったので、少し驚き。中国茶のお土産を上げたら、好きになってしまったのかな。ともかくおめでたい。即行ってしまうというのは、実に行動的な人だと思う。なれていない中国では、色々あると思うが頑張ってもらいたい。自分も機会が到来すれば、今の仕事を振り捨てても行ってしまうか。