天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

築地本願寺銀座サロン

 三連ちゃんで外出するとさすがに疲れる。毎日通勤していたころは、よく頑張っていたなあと思うくらい。それくらい年取ったってことか。
 さて昨日がその三日目だったのですが、恵比寿で聞いた姜暁艶という人が、なかなかユニークな経歴ということもあり、築地本願寺で演奏&トークということだったので、さっそく申し込んで出かけた次第。百聞は一見に如かず。現場主義。とにかく行って見る。ついでに料金も1000円と安い。
 この安さは、築地本願寺の活動の一環だからだろうかと思いつつ。
 築地本願寺と言っても場所はあの丸いドームのお寺ではなく、銀座2丁目のビルの5階。そこに築地本願寺銀座サロンというのがあった。表の銀座通りから1本外れたビル。地下鉄銀座駅からグーグルマップに誘導されてたどり着いた。



 はじめに係の人が、銀座サロンの解説趣旨などを話して、姜さんが紹介された。KOKOROアカデミーという講座の一環として姜さんの話と二胡の演奏という訳だった。レジュメのようなものもあり、「心の処方箋」としてストレスの心臓や癌への影響を書いてある。日本に来る前は救急の心臓外科医として活躍していたらしい。
 そういった自らの経歴やストレス回避の話をしながら、二胡の演奏をしてくれた。衣装がこれだから二胡演奏が主体。参加者もそのつもりで、二胡を抱えたおっさんもいた。私ではなく、初めて半年とか言ってた。
 こういっては何だが、二胡のほうは私の沈琳先生のほうに軍配をあげたい。姜さんは、広島を拠点に二胡の活動をしているという実績があるので日本での活動には十分だろうが、沈琳さんの方は二胡演奏そのものを追及する姿勢もあり才能にも恵まれていると思う。
 で、この姜さんの講義だが、病院でひとの命をあつかっていたとは思えないくらい、エンターテイナーぶりを発揮していた。広島で医学生をやっていたころに仏教と出会い、外科的に命を救う活動から、心を開放して病を回避するようにという思いで二胡の方を選んだのだと思われる。
 写真の向かって左の男性は、最初は係の人として出てきたが、実は築地本願寺雅楽の指導者でもあり、毎月の例会で笙や篳篥を吹いているらしい。この日は、姜さんの養成で急きょ参加してコラボで演奏をした。1曲で両方使い分けるなど、なかなかの使い手だった。袈裟衣を着ているところを見ると僧侶なのかな。
 考えたら葬式関係以外で仏教に接したのはこれが初めて。二胡縁で仏教に接するとは思いもしなかったが。これを機に、少し学んでもバチは当たらない、どころか成仏できるかも。