天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

京都旅行

 なぜかこのお盆の時期に京都に日帰り旅行をした。またどうしてか。昨年来広州で二胡や中阮などの民族楽器を買うときに、ずいぶん世話になっている孫ちゃんが、お盆休みを利用して京都・奈良・大阪へ旅行に来るというので、お礼方々会いに行ったという次第。


 自分自身では、京都に遊びに行った記憶がほとんどない。
 最初は小学校の修学旅行。次は大学受験のシーズンに同志社大学に行ったが、京都の町はあまり記憶に無い。試験を受けに行っただけなので、見物も何も無くて当たり前か。次にその合格発表をわざわざ見に行ったのを覚えている。合格していたので、安心して帰りに映画を見て帰宅したら、家では帰りが遅いので心配していたっけ。結局大学は東京に来たが、そのころに京都の学校にいる友人を訪ねて行ったことがあった。そのあとは、仕事で一度日帰りで行った記憶があるだけ。
 ということで、京都の街にはさほど馴染みが無く、中国から知人が来るといっても案内ができる訳でもなく却って足手まとい。とにかく食事を一緒にすることにした。最近はホントに便利で、地図などなくてもどこにでも行ける。






 昼前に待ち合わせたので、ランチからご一緒しようと京都駅近くの「自然食レストラン」を検索したら1件、イタリアンが出てきた。店の名前もサルートと横文字。夜は鴨川の川床の席を予約しておいたので、昼はイタリアンでもよかろうと思ったが、行ってみたら路地裏の民家だった。出てきた料理も、お昼の定食はどう見ても和食。ところが食べてみると味がイタリアンと、不思議な店だった。オーガニックにこだわる店として開業4年になるらしい。
 チェックインしたホテルから比較的近い観光地は、清水寺だった。「清水の舞台から飛び降りる」という言葉があるのを説明しながら坂を上って行ったら生憎舞台は工事中だった。全景は見えないものの、観光客用に上から眺めることはできるようになっていた。そこから下を見ると、頭の上から湧水が流れてくる手水舎が面白そうだったので、行ってみた。その前に私はお札を買って「当病平癒」と祈願しておいた。
 孫ちゃんは、れっきとした中国共産党員ということで宗教を信じる立場にはないとのことだった。あくまでも歴史的建造物の見学というのが今回の旅の名目だろう。
 帰りの坂を下るときに宇治金時の抹茶氷を食べたら抹茶の味が濃くてとてもおいしかった。本場の宇治茶がたっぷり。カテキンは体にもいいし。
 夕食は、京都ならではのものをごちそうをしようと、鴨川沿いのお店で川床料理のメニューがある店をネットで調べて予約しておいた。行ってみると先斗町の並びのお店で裏が鴨川に面したお店はみなやぐらを突き出したようなスペースにテーブルを出していて、川床を眺めながら料理が食べられるようになっていた。夏の京都ならではということで、それなりに楽しむことができた。少しだけど鱧料理も食べることができたし、知らない街で世話になった人のもてなしとしてはまあ合格だろう。
 最近は外人観光客が一段と増えて大変な賑わいと聞いていたが、やはり中国や韓国からのお客さんが多かった。欧米人も昔同様普通にたくさんいた。浴衣を着た若者たちが何組も目に付いたが、これはほとんどが中国から来ている人たちだった。着物レンタルの店もあったが、浴衣はいいお土産にもなるのだろう。
 京都が好きで、よく出かける京都ファンが東京人にも多いが、行ってみてわかるような気がした。昔ながらの街並みを歩きながら土地の食べ物を食べるという楽しみが、京都のあちこちでできる。また機会があったら行ってみたいカモ。