天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

大施食会

 昨日は長野は戸隠まで大施食会に行った。父の13回忌と本家の伯母の新盆だった。
 行って見ると、この地域も地震や豪雨で墓石が倒れたり、渡れなくなった橋があったり、道もだいぶ傷んだ個所があり、あちらこちら修復中で通行止めだった。それでも回り道をしながら大昌寺までたどり着いた。

 山道に入る前に、「安倍政治を許さない」という看板を前後にかけた人が一人で歩いていた。おお頑張る人がいるなあと思ってしばらく行くと、「憲法9条を守ろう」という看板も見かけた。長野は昔から教育県と言われたものだが、ちゃんと勉強すると当然のように現状に対してこのような反応になるのだろう。
 坊さんの話も驚いた。その話とは、最近はスマホのメールで意思疎通を済ませてしまうが、相手の顔の表情を見ないと判断を間違うこともある」というような話の中で。「最近はまやかしが多い。森友も加計学園の問題もみなまやかしだ」「二枚舌もいいとこ、二枚どころか5枚も6枚も」「私たちは、そういうまやかしに誤魔化されないようにしなくてはいけない」ということを話された。300人ほど集まった檀家衆を前にサラリと言う。聞いている方も、当然そうだという顔で自然にその言葉を受け止めている様子。誰もアベシンゾーを信用してしない。
 そういえば前回はどんなだったかと、さかのぼって見ると下記の通り、やはりこのお坊さんは憲法改悪はならんぞという話をしていた。この寺の住職ではなく、お隣の村から参加している。
http://d.hatena.ne.jp/mm3493/20130819#1376917676
 坊さんの前にやる余興も毎回趣向が凝らされている。今年は獅子舞と戸隠弁による昔から伝わる物語だった。語る人は、本職は美容師さんとのことだが、こういう場面で伝統的な物語を語り継ぐ人材がいて、地方文化というのもなかなか味がある。
 ずっと以前、インドのシタールという楽器の演奏があったが、二胡などはどうだろうかとふと思う。仏教とかこの地元と何か接点があれば採用されるだろう。