天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国映画「唐山大地震」

 二日続けて映画を見た。昨日のは、八王子でも自主上映会をやりたいので下見に行ったようなものだった。
 今日のは、前から日中友好協会八王子支部で計画していた、文化講座の一環で主催者側。


 この映画は、1976年に起きた唐山地震の犠牲者が、2008年の四川大地震の際に地震被害が他人ごとではないという人たちが唐山からの救援部隊としてボランティアで救助に行くが、そこで生き別れになったいた家族が再開するという筋書き。32年の歳月が流れたなかでの出来事。
 唐山地震というのは、昔仕事で中国を調べたときに中国にも大きな地震が発生するのだということを認識した地震だった。文化大革命の終わりの年でもあったか。ともあれ、そこで被害にあっていき分かれていた家族とは、同じ梁の下に埋まった姉と弟で、母親はどちらか一方しか助けられないのでどちらかとせまられて、弟を選ぶ。姉にはそのことが聞こえていた。
 とにかく涙なくしては見られない映画。
 この映画は、2010年の中国映画だが、日本では2011年に東北大地震が起きたために日本での放映が見合されていた。それが放映となったものの、またぞろ熊本で大きな地震が起きている。
 熊本にも全国各地からボランティアが集まっているが、東北地震の被災地域からも他人事とは思えない人たちが駆けつけた。5年の東北大地震から5年のことではあるが、ひょっとするとこんなドラマがあったかもしれない。
 この映画は、地震を題材にしているが家族の人間愛をテーマとした映画だ。
 自然災害でこのようなドラマが生まれるのは致し方ないとしても、福島のような人災ではドラマもくそもない。原発はとんでもないものだということが福島で証明されているのに、また古い原発を再稼働しているような日本は、世界から相手にされなくなるのではないだろうか。