天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

目からウロコ

 この歳になってもまだまだ知らなかったなーと感じることがある。今読んでいる本は、元スウェーデン大使を務めた小澤徳太郎という人が書いた本で、これを読むとスウェーデンという国がなんと素敵な国だろうかと感じる。民度が高いという言い方もできるか。
 10年ほど前に書かれた本。なんでこれを手にしたのかというと、昨年末に読んだ赤堀芳和氏の本ー共生の「くに」を目指してーという中に紹介されていたのだった。どう素敵かということは読み終わってからまとめるとして、スウェーデンと私の出会いは中学生の頃だった。当時、蒲郡という海辺の町に住んでいた。町のはずれのほうに教会があって、スウェーデンから来た若い牧師さんが奥さんとまだ幼い子供を連れて住んでいた。そこに英語を習いに行っていた。ルーテル派のプロテスタント教会で、父の会社の人が勉強熱心でやはりそこに行っていて、その場所を紹介してくれたのだった。
 そこで私は初めてキリスト教徒にも接触することになった。思い出すなあ、あの頃の自分。
 で、スウェーデンの話で何が一番感心したかというと、環境問題への取り組み。取り組みもそうだが、環境問題の正しい認識。これが重要。
 それと経済発展が本来人間の社会の求めるものではないと考える政府があること。日本は遅れてるなあ。北朝鮮と同じように、頭の悪い独裁者に牛耳られている。北朝鮮と違うのは、民主主義が建前として残っている法治国家の体裁をとっていることだ。今のうちに、スウェーデンのような本当の民主主義の国にしていかないと、また過ちを繰り返してしまう。そればかりか、子や孫たちを不幸にしてしまう。
 スウェーデンがそれほどお手本にすべきいい国だとは知らなかったなあ。もっと勉強しよ。