天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

出会い

 昨日の日記をアップしてから、相川圭子さんをネットで調べたら、もうすっかり宗教色の整ったそのサイトが出てきた。
http://www.science.ne.jp/anugrahahimarayasamadhiprogram/
 本に書いてあったことが色々解説もされているし、他の著作の紹介もある。そして実際に修業の場を提供しているようだ。まさに宗教なんだ。信じることで、毎日の生活が充実して幸せになれるならそれでいいのだろう。
 ヨガも、座禅も、千日回峰なども瞑想に至る道であって、目指すところは同じなのだろう。
 相川さんの本で、さとりに至る訓練として物を人にあげる、というのがあった。これはいい。物に執着しないための訓練だ。つまるところ捨てることができればいいのだが、年寄りはなかなか物が捨てられない。そこへゆくと、あげるの方は、その物がまだ利用されるので捨てて無駄にしてしまうように感じるよりは、自分の代わりに喜んで使ってもらう方が自分の気持ちもいいし、もらった人も嬉しいし、資源の無駄にもならない。ただしその物が欲しい人にあげられた場合のことだ。そんなもの要らない人に押し付けて、自分だけ「いいことをした」と思うのはタコだ。
 このヒマラヤ密教に宗教的に参加するかどうかは、今のところ疑問だが、いいものはいいとして見習うべきだろう。参加して修業しないで、理屈だけいいとこ取りするのはダメ、と相川さんは書いている。できることから実践してゆくのがいいのだろう。
 それにしても、これも本からの出会いだった。
 実は、今日も新宿駅で道を尋ねられるという出会いがあった。工学院大学の場所を聞かれたのだが、西洋系の外国人女性でカタコトの日本語で聞いてきた。説明しにくい場所にいたこともあって、日本語の説明では分からないだろうと思い、英語は大丈夫かと聞くとイマイチだった。フレンチ?と聞くとウズベキスタンだという答えが返ってきた。
 よく知っている工学院大学の場所を途中まで案内して別れたが、もっと親切にして友達になればよかった、と思ったが後の祭り。縁があればまた再会するだろう。こういうことも執着しないようにしよう。せっかく執着排除を学んだので。