天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

無事帰国

 何度も中国へは旅行に行くので、「無事帰国」などと改まることはないのに、今回は無事でよかったと言わざるを得ない。ウッカリ!が事前にセーフ!になった。それは帰りの飛行機の話。ネットで飛行機を予約をするときに、帰りの便を28日の1時35分として予約を確定させた。それが実は午前1時35分だったのに気づいていなかったのだ。何故かこの時期、帰りの飛行機がどれも満席でキャンセル待ちになっている。国慶節の休暇の前で、日本に帰る人とか、日本に遊びに行く人などが多いせいだろうか。それが空いていた便があったので早合点していたのだ。
 すべてそのつもりで予定を立てて、行きは順調だった。途中からハプニングの連続となり、最後のとどめが帰りの便の話。これが午前1時35分と分かったのは、マカオからフェリーで香港国際空港行きに乗るために前日に下見がてらチケットを買おうとした時だった。
 フェリーは香港空港に直通するため、チケットの購入はパスポートの提示と航空券を見せる必要がある。マカオには珠海から徒歩で入ったため、帰国の前日にフェリーポートを視察がてらチケットを買いに行った。
「明日のフライトに間に合うように朝10時のチケットを買いたい」と言うと。
「フライトは午前1時半だから、今夜の最終便で行く必要がある」と言われた。
 言われてびっくり、てっきり午後と思いこみ、当初広州にいた時は一度戻って28日朝一番の列車で香港に行くことを考えていた。ホンハム駅から九龍までは混むから、帰りはタクシーを使う心づもりまでしていた。その通りに行動したら完全にアウトだった。正規料金のチケットを買うことになろうし、第一空席が無くてしばらく香港または中国滞在ということになるところであった。
 さて、フェリーの切符を手にしたのが午前のことだった。今夜帰るとなると残った時間をどうするか。海を渡ってタイパ村まで行くにはあまりにも外は暑い。観光地も同じような古い教会などをいくつ見ても仕方が無い。宿から近いところにマカオ博物館がある。ここなら涼しくてゆっくり時間をかけても見られる。と思って出かけたら、「月曜休館」。
 万事休す。かくなる上は食べるしかない。空港では大したものは食べられない。少し早いがマカオ飯を思い残すことなく食べて帰ろう。と街でもらったビラの店にゆく。今度も中華ではなく西洋料理。
 最後に入ったレストラン。客はまだほとんどいない。
 まずはオニオンスープにマカオビール。
 メインはラム肉のソテーを頼んだ。メニューの写真を見たがちょっと違う。じっくり煮込んだ骨付きラム肉。しかも二本ででかい。深夜便の腹ごしらえだと思って、食べる。
まさに'working on the dish'という感じでラム肉に取り組む。
 完食!
 あとは余裕で土産物屋をのぞく。
 肉に色々味付けをして平らに加工したもの。
 これと杏仁餅という小ぶりの月餅のような形のお菓子が、ここの特産らしい。肉の味見をさせてもらったが購入はしなかった。
 香港国際空港行きの快速フェリー
 動き出す頃には暗くなり、マカオの半島と島をつなぐ三本の大橋がライトアップで美しい。
 夜のフェリーは乗客は少なく、早く着いたので事前に買ったチケットよりも二つ早い船に乗った。なので、香港空港で時間があったが、とても広く、免税店の土産物屋がたくさんあり、見ているだけで十分に時間がすぎる。それにしても深夜なので、ベンチで横になってひと眠りしたらしい。
 翌朝、6時半に羽田に着いた。羽田で国際便から下りたのは初めてだった。ともかく無事でよかった。