おみやげ
そういえば、中国に行ったお土産のことがあった。中国からの土産と言えば中国茶。
中国の場合、お菓子よりもお茶の方が喜ばれることが多い。しかし今回は日本のあわおこしの原型のようなお菓子に出会った。焼きながら売っているお店で、とてもおいしかった。そういえば、天津に行っていたとき、本物の天津甘栗を食べたが、あれもおいしかった。
孫に、押すとがーがー鳴く鶏のおもちゃを買ったことがあったが、あれは不評だった。子供が怖がってしまった。今回はお茶と食べ物以外は、中国服とこれ。これは、鴨の人形と竹で作った、鳥の鳴きまねをする笛だ。鴨の方は、桂林でいかだに乗るときに地元のおばあさんたちが物売りをやっているのだが、その中の一人が持っていた鴨の人形を「全部やるから十元にしとく」と言って渡されてしまった。返すなんてできない。このおばあさん、その十元で孫に何か買ってやるのか、生活費の足しにするのか、山奥の観光地ではこういうものを売らなくては現金収入が無い。女性には、頭につける花飾りを1元か2元で売っていた。花は野に咲く花を摘んで、竹で編んだ輪にぐるりとつけたもので、いかだに乗っている間だけ頭につけて楽しむようなものだ。
写真の鴨の横にあるのは、竹の笛。これも2本やるから3元くれというおばあさんから買った。細い竹に刻みを入れて笛にして、針金の先にタンポンを付けたものを動かして鳥の真似をする。
やっぱり庶民同士はいいな。孫と自分に勝ったチャイナ服はまた今度。