天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

地球人

今日は、退社後久々に都心の温泉に行った。後楽園の中にあるラクーアだが、以前より外国人の客が増えているような気がした。
日本で、外国人観光客というとそのほとんどが中国・台湾からの訪問客である。が、温泉のような場所ではこういう隣人たちは我々と見分けがつかない。しかし、今日は明らかにそうではない中東系の顔つきの人とかがいた。日本の温泉もこういう人たちに親しまれるようになったのかと思う。
風呂は古代ローマにはあったが、現代の欧米には無い習慣だ。こういう銭湯のような文化は日本独特のもの。こういうものになじむ人たちは、もはや何人かということは関係なく、このリラックスした気分を味わえる場所をともに楽しめる人たちだ。国を意識しない地球人。
そういえば、昨日の徐先生も、日本の生活が長くなって自分が何人かわからなくなるときがあるが、そんなことは構わない、自分は地球人であると話していた。そこがとても気に入った。まさに私が常々あらまほしきことと考えているのと同じことを言ってくれた。
実際そうだろう。ビジネスの世界はすでにグローバル化が進んでいる。海を渡って仕事をしに行った先の人々と、日本で暮らす人々と、文化の違いがあるにしろどこも家族を中心とした人間社会であることに変わりはない。生活習慣や食べ物の違いということはあるかもしれないが、食べ物はよほど変わった地域の特殊な食べ物でなければ、たいていのものは日本人も当たり前に食べている。おいしい中華料理に韓国の焼肉。子供たちの好きなカレーライスはインド。という具合。
最近は、インターネットのおかげで情報もリアルタイムに伝わる。Facebookのおかげで、私はパキスタン人ともネット上でお友達になっている。これは、バーチャルなつながりではない。相手は地球上に実在する人物だ。よほどのことが無ければ直接会うことは無いだろうが、これが例えばネパールの人だったら、今回の地震の状況が生に伝わってきて、知っている人が災難にあっているという状況になる。となると友人として何かできることをしてあげよう、ということになる。
こうして次第に地球人感覚を持つ人が増えるといい。若い人たちに期待したい。古い人たちは、今まで育ってきた生活感覚からなかなか抜け切れないだろう。抜けようという気もない。
地球人感覚こそ、世の中を平和にすることそのもではないか。このことは、いずれもっとゆっくり言葉を尽くして語りたい。