残り時間が少なくなると、残りの時間のなかであれもこれもできるものではない。幸せなことに趣味に専念することができれば、そこに徹すると何かを見出すことができるかもしれないし、上手くすればその筋の専門家になれるかもしれない。
読書人であることも決して悪くないと思う。今や多くの書籍が出版されているので、本を読むことで世界を広げることもできる。さらに、広がった視野をもとに何か活動をするのもいい。旅行などもいい。単なる観光旅行であっても、それはそれでいいかもしれない。が、できれば広く世界を見ることで問題意識を持つことができればなお結構。
その問題意識に基づいて、社会的な活動をするのもいい。そうやって次から次へとやりたいことが出てくると、あれもこれもできるものではない。残り時間は焦点を絞ってゆくことも必要に思う。
全方位外交から、いつかは終息に向かうことも意識しておいたほうがいい。そろそろそういう時期ではなかろうか。
