天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

正社員が没落する

 昨日の続き。のような日記。もう少しこの本の紹介と感想を書いておきたい。
 まず付箋を貼った個所をトレースしてみると;
⇒日本の少子化を進めている大きな原因の一つは、家計にかかる教育費負担の大きさ
⇒国際人権A規約を批准しながら「高等教育を受ける権利を保障するためにその無償化を進める」という条項に留保し続けているのは、日本とマダガスカルルワンダだけ
⇒最後のセーフティネットである生活保護からも弾き出されると・・・その先に待っているのは、死だけだ。07年、北九州市で「オニギリ食べたーい」と日記に書き残して、生活保護を打ち切られた男性が餓死した
⇒母子家庭の母親たちの生活が成り立たないのは、ハローワークが無いからではなく、労働条件が悪すぎるからだ。
⇒次々と安い国に移動し続けて、労働者を使い捨てにしてゆくのが企業の本生だと言うのであれば、企業はイナゴの大群と一緒・・・そんなものに社会的な存在意義が本当にあるのか
⇒国中の労働者が、自分たちの生存権を維持するために行政がどう機能すればいいのかを知る必要があります。
 湯浅さんは反貧困ネットワークという活動を、あの弁護士の宇都宮健児さんと一緒にやっているとのこと。堤さんとか、こういう人達の活動はもっと世間に知らしめる必要があるだろう。そのことで、困っている当事者がもっと元気になるのがいいのだろう。