天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国の新聞から

 先般のハルピン旅行は中国の飛行機に乗った。帰りの便でもらってきた中国語の新聞が目に着いた。中国語の学習にでもなるかと、軽い気持ちで持ってきたのだが、眼に着いた記事がこれ。
 記事というか、コマーシャルだ。なんとやせ薬の宣伝。中国庶民も飽食の時代になったのか。肥満対策のサプリメントのようなものが宣伝されている。しかも美人女性の写真などを使っている。
 ひと昔前は、中国にはデブはいないと言われていた。肥満になるほどたらふく食べられる人が少なかったからだ。毛沢東は太って恰幅が良かったが、庶民は粗食を強いられていたのだ。その中国が今やこれ。隔世の感があるとはこのことか。中を開くと、糖尿病患者には何が良いかなどと、生活習慣病対策の記事だ。
 中国は急速にグローバル化している。中国人の皆が牛肉を食べだしたら、世界中で牛が不足するなどと失礼なことを言う人もいたが、このペースでは中国の全ての人がステーキの味を知るようになる日は近いのではないか。
 そういえば、ハルピンには太った人がけっこう多いというのがそこに暮らすU先生の印象としてあった。確かにそのようだった。豹がらの服を着たおばちゃんも多いというのも、その通りだった。
 昨日の夕刻の会食で、大坂のおばちゃんは豹がらが好きだ、という話題があった。大坂は多分に中国的であるという意見もある。きっちり自己主張をして、我が道を行くというところが中国的というのだ。そういう気がしないでもない。そういう意見に中国の人達はどのような印象をもつだろうか。
 そんなこと一向にかめへん、気にしない。ということだろうかな。