ロンドンパブでの話題と
本日月曜は事務の後に行くジムがお休みなので、先輩のお誘いに乗って後楽園温泉に行った。待ち合わせは、前回ふらりと入ったロンドンパブ。この写真は店の外側。中に入ってからは、話と飲むのと食べるので、写真はとる余裕がなかった。食べ物飲み物は期待を裏切らなかった。
さてそこでの話題はやはり中国が中心。最近広東省の仏山で、2歳の女の子が車にひかれて苦しんでいるのを、18人が素通りし、その間2代目の車にもひかれ、病院に運ばれてもとうとう命を失ったという出来事があった。初めて知ったのはmklaoshiのブログだったが、携帯ニュースにも出た。
中国の人がこのように冷たい行動を取るのは、やはり怪我をした老婆を助けた若者が、その助けたババアに「こいつにやられた」と訴えられ、賠償金を払うはめになった、ということがあったので、そういう場面に出くわしてもわが身可愛さで知らぬ顔をするのも当然という見方も報道されたらしい。
今朝はそれを鬼の首を取ったように私の前で話すヤツもいた。
さて、今日の温泉はいつになく気持ちよく帰ってきた。そして駅を出たところ、バス待ちの列のそばの階段で座り込んで壁にもたれてうずくまっている若い女性がいた。あっと思って声をかけようとしたが、そばに若い男性がウロウロしている。なんだケンカでもしたのかと思って見ていると。男性は立ち去ろうとしてまた戻り、意を決したように声をかけた。女性の方は顔をあげないで「大丈夫です」とかいいながら手を振っている。ほっといてくれと言わんばかりの様子。なので、彼は立ち去ってしまった。他人だったのだ。
それを見て事故でも何でもなく、飲み過ぎによる体調の悪化だろうということは明白。それでもそんな場所でうずくまっていれば、皆心配をする。次に同年輩の若い女性が、通り過ぎざまに気づいて、振り返ってじっと様子を見ている。そこへもう少しお姉さんタイプの女性がやってきて、通り過ぎられないで声をかけた。先ほどの男性に声をかけられた時よりもうずくまっている方は、心配いらない、だいじょうぶですというようなことをていねいに言っている様子。お姉さんタイプの人は酔いつぶれと察して、そばの自販機から水を買ってその女性に渡している。本人はいたく恐縮している。そういう光景を見ていて、安心した。そうだような、日本人ならこういう行動をとるよなとホットした。
その一部始終を見ていたおまえは何なんだ。と思われるだろうが、人通りのあるところでおじさんが声をかけても「ほっといて!」という反応が予想される。他に誰もいなければ当然どうしたのかと様子を尋ねてあげなくてはならないところだった。
うずくまっている女性が一番人騒がせなのだが、水まで買ってあげる優しい女性がいてよかったな。