天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

持つべきものは・・・

 昨日は、落ち込んだ状態で日記を書いたら、ブログ上で二人の方から励まし、慰めのコメントを頂きました。読んだとたんに心が軽くなって救われた思いがしました。ありがとうございます、画楼猫さんとマツケンさん。そして中国方面にも疲れたなメールを送っておいたら、「保重身体!」(バオチョンシェンティ:中国語で体を大事にという意味)という暖かい返信を受け取りました。
 今夕はかねて約束していた友人二人とウィグル料理に行きました。羊の肉の料理がほとんどなので、肉の臭みがダメと言う人は付き合ってくれないのですが。今日は二人とも「美味しい!」と言ってくれて、「また来てもいい」とも言ってくれた。
 すっかり楽しくなって、料理の写真を取る前にほとんど食べてしまいました。「対不起」(トウイブチ:中国語でスイマセン)。でも最後の方に頼んだパスタの元祖であるうどん料理、デザートのヨーグルトはかろうじて撮りました。ついでにカウンターの中で料理するウイグル人の奥さんや店の様子を載せておきます。
 いやー友達って本当にいいもんですね。
 ところで、ウイグルという場所は中国の新疆自治区と言われる地域で、今は中国の一部だが民族的にはトルコ系の人たちです。宗教はイスラム教で、コーランを信仰している。最近漢民族とのいざこざが世界のニュースになったりしている。試しにこの店のお兄さんに「あなたたちは普通語(中国の標準語)を話すのか?」と尋ねたら、「2006年から小学校で普通語が義務教育になってしまいました」という答え。彼らには不本意な状態らしい。お兄さんに言わせれば、彼らの言葉こそトルコ語の原型であり、1000年前のなんとか様が作った言葉と文字だそうだ。1000年前の人のことを「様」と呼んで尊敬している様子。これはもう、本当に悠久の文化と歴史を持つ人たちなのだ。実はそれ以前の言葉もあり、その文字は縦書きだったとか。それは元の時代にモンゴル人が来た時、モンゴルには文字が無かったので、その縦書き文字を教えて伝わったということだ。今でもモンゴル語は縦書きらしい。日本語もそうだ。
 言語学的には、トルコ語モンゴル語、韓国語、日本語が語順的には同じ系列だ。ウーム。中国語は日本とは同じ漢字だが文法は異なる。日本が中国の漢字と北回りで伝わった言い回しをミックスして使ったようだ。そういう意味では日本語というのは、色々な文化を取り込んだ高級言語であり、実にデリカシーのある表現のできる言葉だと思う。英語のデリカシーも見直しているが、ここまで丁寧な言葉も世界に類を見ない。その日本語教師を世界でやっている皆さんは本当に表彰モンだと思う。ワシもそれをやってみたい!