天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

夏の終わり

 明日から9月。我々おとなは、季節の移ろいを感じるのみであるが、子供たちは大変。夏休みが終わる。今頃夏休みの宿題をため込んでヒーヒー言っている子供たちがいるだろう。
 日本の子供たちは、新学期という切れ目であるが、中国の子供たちは新学年になるのだ。15歳で義務教育を終わる子たちは、まずその先に進学できるかどうかという関門がある。特に農村の子どもたち。
 昔は農村に生まれただけで、満足に9年間の義務教育も受けられない子供たちが多かった。今は義務教育期間の費用は免費なので、そこまでは大丈夫。しかし、親が出稼ぎに出ていると寂しい学校生活を強いられる。親について都市に出てゆけば、本来の場所で学校に行かないので費用がかかる。農村に生まれた子供達は、今でもそのような差別のなかで教育を受けている。
 それでも、多くの人口を抱える中国は豊富な人材がいる。日本はうかうかしていられない。近頃の学力水準は日本は明らかにかつてより落ちているらしい。
 9月を迎える雑感としては以上のようなことか。
 あ、今年は忘れてならないのは、9月1日は関東大震災の日だということだ。1923年の9月1日だ。2011年の9月1日もよくよく用心に越したことは無い。