天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

本が来た

 先日、アフガニスタンで活躍する中村医師の講演を聞いて、感心したあまり氏の本を4冊注文した。そのうち氏が一番最初に書かれた本が到着した。今までこの関連の本を4冊読んでいるので、概ねの活動は把握させてもらったが、その時その時に書かれたものを読めば、また当時のご苦労の様子がよみがえってくるに違いない。
 読んでどうするということは、今は特にない。しかし読んでみて、更に何かを感じ、何かをしたくなるかもしれない。
 「ペシャワールにて」と題する本で、初版が1989年だ。1989年といえば、ベルリンの壁が崩れ、天安門事件が起きた年だ。その頃、中村医師はパキスタンペシャワールというところで、アフガニスタンからの難民のらい病治療を中心とした活動を地味にやっておられ、5年経てこの本を出されたということになる。
 その頃私は何をしていたか。ということはどうでもいいのだが、思えば当時勤める会社で、まったく畑の違う部門に転勤になった年だ。それ以来、海外との接点が増え、欧米、アジアを相手の仕事を経て、中国にはまったわけだ。
 中村医師はパキスタンアフガニスタンの国境地域にズバッとはまったわけだ。その行動が良心、善意のある人々の共感を呼んだ。そのことで中村医師は活動を続け、井戸掘り、用水路作りまで拡大することができたということなのだろう。
 今度日本の総裁になる人は、こういう人のことをどう評価するのか聞いてみたいわ。