天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

日中友好か中日友好か?

 以前から気になっていた問題。「日中友好協会」というように、日本では日を先に持ってきて、中国では中を先にもってくるのが一般的だ。しかし、友好というからには相手をたてることも必要。そうなると相手を先に言う方が趣旨に沿っているのではないかと思う訳だが、どうなんだろう。意外と日本人の政治家が中国であいさつする時も「日中友好」と言う。
 今日の中国語教室で、ある程度状況理解が出来た。即ち、商売の場面では相手を立てて中国人でも日中友好という言い方をし、日本側からは中日友好と言ったりする。しかし、政治の場面ではお互いに必ず自国を先に言う。それは自国民に対して、強い立場で交渉をしているのだということを示すためだろう。
 政治と商売とで使い分けるという話をしてくれた先生は中国人だ。結局日本人と同じ感覚を持っているのだということが分かって納得した。では「日中友好協会」とは政治的立場を重視する団体なのだろうか。中国に対してはそうではないだろうが、政治的立場を異にするがゆえに友好協会が二つに分かれているという事実はある。残念なことだ。庶民レベルの友好には政治は関与したくない。