天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

寄ると触ると

 最近は、寄ると触ると地震関連の話が多い。今日も久々に経済論議の好きな先輩方と渋谷で会ったら、話題はそこ。一人は地震の時に散歩中だったので、めまいがしたのかと感じた由。その時間に散歩していること自体、まずもって余裕のある生活をしていらっしゃる、ということが分かる。それはともかく、そういう方なので情報量は多い。色々な話を伺った。
 まず、義捐金疑惑。義捐金は色々な人や団体が集めているが、なかなか被害者の手に渡らない。途中で目減りもしているとの予測がされる。なんとなれば、赤い羽募金がいい例らしい。集まったお金の40%しか実際に本来目的に使用されない。残りは、管理費なのか募集費用として、関連団体に吸い込まれていく。
 今回の場合は、赤十字を通じてというルートが多い。我々が地域で行った募金もそのようにした、はずだ。直接確認はしていないが、ここは発起人の人柄から流用などはあり得ない。それはいいとして、身内用の募金がある。会社や団体で集める義捐金は、その仲間で被災した地域に住む人用ということがある。この場合、ターゲットが絞られているだけ届けられるのが早いということはあるかもしれない。しかし、同じ地域で等しく被災した人たちの中で、義捐金受取額に格差が生じるという不公平感が有るのではないだろうか。なので、私の場合は個別募金には応じていない。
 次に放射能問題。これは一般に東京電力批判が多いが、実はその設備を建てた建設業者の安全基準はどうだったのか。という疑惑がある。一般の住宅などの建物と異なり、物が物だけに、安全にしすぎるということはないはずだ。
 それから、原子力安全委員会の影響範囲についての発表。放射能の影響については、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)という130億円かけて開発された装置があり、これにより今回の事故に関して、2千枚以上の拡散試算図が作成されていたらしい。なのに、そのうち2枚しか公表されず。避難勧告が後手後手に回っているとのこと。
 報道関係もよろしくない。地震の映像はスゴイ映像がテレビで流されているが、実はもっとスゴイ映像があり、外国ではそのまま報道されているのに、日本では本当に悲惨な状況は公表されていない。
 最後に地震対策のための増税だ。消費税まで3%値上げしていく安が報道されている。そのことの前に、放送により「私たちにできること」をしようという雰囲気を作っておいての増税なので、反対するのは非国民だ的なことになる。しかし、実際には国の資産はその対策にあてがわれるほどの額があるということだ。地震便乗値上げではないか。なんかこう、今日は元気の出る話が無かったな。