天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

表参道イルミネーション

 表参道のイルミネーションが11年ぶりに復活した。
それを見に出かけたわけではないが、そこで息子のお相手のご家族と昼食をすることになり、それではというので、夕方まで散歩をした。明るいうちから、そして暗くなっても、通りはものすごい人、人、人、だった。その昔、たまに来ていた頃よりも人出が多いように思ったし、建物はすっかり変わった。
 随分長い間、自分が来ることが無かっただけだと思ったが、レストランのシェフは1年で結構新しい建物が出来ると言っていた。そのレストランは2年前にチェーン店が出した店だが、シャネルやブルガリなどの世界のトップブランドが入っているビルの5階だった。
 昔通り沿いにあった古いアパートは、風景を損なわないような配慮か、同じような高さの3階建てくらいで、表参道ヒルズとしてしゃれた建物に変っている。
 その他の建物の周りもクリスマスも近いこともあってイルミネーションがすごい。こんな感じ。


 街を歩いているのは、若い人と外国人が多い。外国人の中には当然中国人も多い。中国からの人は、家族連れや若者同士だったりするのだが、近くで話声が聞こえて、ああ中国語だなと気付くまで中国人と分からない。その他の外国人は肌の色や顔つきで遠目にも分かる。ここは東京の中でも人の集まるところで、観光客が多い。中国からの観光客は秋葉原や銀座に多いと聞いたが、ここはどうか。彼らにとってこの街の印象はどうなんだろうか。
 久々に見た私も本当に綺麗な町並みになったものだと感心した。表参道ヒルズの前には、さながら小川のように水が流れている。昔ならドブのある場所にサラサラと澄んだ水が流れていた。とても凝った作りで、綺麗に維持管理されている。
 中国にはこのような町並みはあるだろうか。北京の王府井というところが繁華街と聞いたことがあるが、ゆっくり歩いたことはない。上海は南京路に一度だけ行ったが、まだまだ雑然としていた。今頃は来年の万博の準備で町並みが再整備されているのだろうか。
広州なら北京路が繁華街。この前撮った写真。

 こうして見ると明かりはやはり赤いな。店からはテンポの速い音楽が大きな音でガンガン鳴らされていた。
 という具合に比較してみると、今日見た町並みは中国の繁華街よりも、アメリカのシカゴやニューヨークのブランド街に近いと感じた。不景気といわれているときに、こんな綺麗な街に沢山の人が集まっている。街はアメリカナイズされていると言ってもいいのだろうか。日本的な要素もあるにせよ、高級ブランドショップの大型店が建ち並ぶ通りというのはどこも同じようになってしまう。早晩中国にも同じような通りが出来るのか。何か複雑な気持ちがする。