天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

反知性主義に抗う「早大有志の会」

 Facebookの効用として効率的な情報収集がある。早大有志会というのも、Facebookで知ってフォローしていると色々なイベントが送られてくる。昨日はその案内を受けて、2.26事件から80年という日に行われた学習会に出かけた。14号館の101教室。ここは自分の学生時代は学部が違うので入ったことはなかったが、というよりほとんどの建物が新しくなっている。しかしキャンパスの通りは同じで雰囲気は昔と同じで懐かしかった。


 本題は講義の中身。大日方純夫教授文学学術院教授と、東経大の戸邉准教授の話だった。大日方さんは「安倍談話の検証」と題した話で、安倍の談話がいかにまやかしのものだったかという話で、今、今年も戦争に向かう安倍政治を阻止する運動を展開する意義付けとして、次の3点をまとめとした。
1、今年は自由民権運動から130年の節目。大同団結で建白運動を展開したことを思い起こそう。
2、大正デモクラシーから100年。
3、日本国憲法公布70年にあたる。
 今なら間に合う。
 二人目の戸邉准教授は東経大で働いているが、早稲田の出身で、沖縄近代史が専門。沖縄基地問題がどういうことかを語ってくれた。これは私としても認識を新たにした。
 日本は敗戦後、米国の駐留軍が撤退したかのように見せかけて、実は沖縄に集中しただけのこと。そしてここを起点として、米軍は朝鮮戦争に出動し、ベトナム戦争に出動した。日本は、基地を提供することでそういうことを手助けしていた。そしてそれが今度の戦争法で、基地だけでなく自衛隊までを軍隊として提供するようにしてしまおうということだったのだ。
 善良なバカな日本人は、ありもしない脅威論に騙されて集団的自衛権は必要かもしれないなどと思ってしまう。もっと学習してほしい。
少し長いが、昨日の講義がYoutubeにアップされている。参考まで。
https://www.youtube.com/watch?v=qfDuEm5lHgs