天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

東京マラソン

 今日は東京マラソンの開催日。先週の雪もなんとか片付けての開催だろう。これは人気の大会なので、参加者を募る抽選になかなか通らない。以前は申し込んだこともあったが、今ではあまり自分とは関係のないものになっていた。
 ところが、学生時代の友人がこれに昨年から参加している。10万円を払うと抽選外で参加枠が確保される。このおかねは寄付金として、参加者の指定する施設などへ渡るらしい。趣味と実益を兼ねてのお金の使い方なので、余裕のある人にはいいことなのだろう。
 それとは直接関係が無いが、最近色々な支援だとか寄付金の実際の使われかたがおかしいということについて、今更ながらガッカリと憤りとを感じている。これは、そういうものだと分かっていてそれで上手い汁を吸おうという輩までいる。国連の支援が必要な地域などには、特にそういうことは日常茶飯事ではないか。
 実は、先日買った本「いつまでも美しく」という本を読んでいて、やはりそういうことが当たり前のように書かれていることで、ため息。まだ読み終えていないが、訳者あとがきを見るとこの本はノンフィクションだった。インド、ムンバイのスラム街を舞台にしたモデルを元にした話だと思っていたら実話だという。「事実は小説より奇なり」という言葉があったが、この場合「小説より悲惨なり」と言える。腐敗しているのは、食べ物や空気だけではない。警察も役所も、何もかも。そういう中で生き延びるには腐敗や不正に慣れないとどうしようもないのかもしれない。
 テレビで、東京マラソンを走る人達を見ると幸せ集団に見えてくる。