天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

春節の会

 日中友好協会八王子支部では、毎年恒例となった「春節の会」を今年も行った。ちょうど、今日が春節の第1日目で日曜なので、今年は本日開催だった。
 主催者発表によれば、150人ほどの参加があり、開始以来最多の参加人数とのこと。催し物は、恒例の太極拳二胡の演奏のほか、今年は何故か韓国の太鼓演奏を在日の人達が演奏。そしてメインエベントは変面だった。
 変面というのは、中国の観光地の舞台で二度ほど見たことがあるが、日本で見るのは初めて。演義するのは日本人だが、中国の国家資格1級を取得している人だ。
 まずは二胡から始まった。それから、太極拳の演技披露と続いた。
そのあとは、八王子音頭だとかスカイツリー音頭などといった踊りが出た。
 ちょっとこれ、中国には関係ないがな、と思ったが、みんなで楽しむ春節の会だから、まいいか。しかしスカイツリー音頭のセリフで「花のお江戸は地球の真ん中」というところは引っ掛かった。
 そのあとの、朝鮮の太鼓披露というのは迫力があった。これまた中国とは直接関係ないが、日中の間にあるし、庶民の文化交流の場だから何国人が来ててもいいだろう。
 演奏しているのは在日朝鮮人韓国人の人達と、朝鮮文化を知りたいという日本人が二人。明るく演奏してくれたが、異国の地で暮らす苦労は色々あったろうと思う。このグループの進行役兼ボーカルの男性のおかげで、会場の皆が一緒に踊りだす場面があり、とても和やかな雰囲気になった。
 会場が一つになった雰囲気で、いつになく盛り上がったように思う。ここに集まったのは、大半が我々のような会員だったりその関係者だが、今回はミニコミ紙や広告で知って見に来た人達もかなりいたようだ。そういう人達が、今日の雰囲気を感じて少しでも会員になろうという気になってくれるといい。
 自分は参加するだけだが、これを準備運営している理事の人達には頭が下がる。自分も現在の仕事から開放されたら運営側のお手伝いをしたい。
 さて最後の変面は、中国で見たものと比べても決して劣らない見事な演技だった。最後に面を全て取って見せた素顔はまだ若い人だった。日ごろは四川省の方で活躍しているとのこと。日本人が中国芸能のプロになっているのも素晴らしい。中国人の歌舞伎役者といったようなものだろうか。
 いずれにしても、草の根レベルでは間違いなく交流が進められる、ということが実感できた一日だった。