天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

恵方巻き

 昨日は節分で、恵方巻きを食べる日だった。節分に豆まきをするという習慣は、子供の頃からあった。しかし、東南の方角を向いて巻きずしを一気食いするなどというのは最近聞いた話だ。向島に連れて行ってもらったときに、あ座敷遊びでお姐さんたちと初めて食べたのが2、3年前だったように思う。
 それが今やどこに行っても、コンビニでも、恵方巻きだらけだった。ウチでも家内が買って来ていた。一時のバレンタインデーのようなもので、一つの商業戦略だろう。チョコレートの売り上げのための宣伝だったのが、巻きずしの売り上げの為の恵方巻きブームだろう。売れ残った今日は安売りをしているかしら。それとも輪切りにしてコンビニ弁当になっていたかもしれない。
 そういえば、もうすぐバレンタインデーだ。こちらは相変わらずではあるが、ひと頃のような騒ぎは無くなったように思う。昔は、女子社員は大変だった。上司にギリチョコ、本命には手作りチョコなど手間とお金のかかることだったろう。流行ったのはバブル期だったような気がする。今や職場でもギリチョコが配られることはない。その日に郵便局でも行けば、宣伝の入ったチョコをひとかけらくれるくらいだ。
 で、何かというと商売にはそういった面がある。いわゆる「流行り廃り」ということ。うまく流行らせることができれば儲かる。景気が良くなる。「景気」は文字通り「気」のものだから雰囲気が大切でると、先日経済通の知人が話していた。従って今の日銀は官僚みたいでよくない、ということも話していた。もっと国民をその気にさせるような発言をしなくては、と言うわけだ。
 恵方巻きの方は、みなその気になって食べ始めた。これも歴史は古いわけではない。仕掛け人はコンビニらしい。それも大坂の方で流行らせたものが全国版になった。こういう具合に景気も良くなるといいのだろう。