天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

武漢にて

 武漢で何をしていたのかというと、ひたすら暑さに耐えていた。というのは冗談で、本当は更にその先まで行きたいと思っていたが、あまりの暑さにここは静かにしていることにした。
 そういう時に行くのが博物館。博物館は広州でもよく行った。色々見られてしかも空調が効いていて涼しい。
 以前東湖の近くの大きな博物館は行ったことがあるので、今回は漢口駅前通りにある武漢市博物館行って見た。行くときにタクシーの運ちゃんは、「市の博物館は何にもないよ」などと言っていたが、なかなかどうしてちゃんと見るものはあった。しかも入場料はタダ。
こうした博物館に行くと大抵、日本軍の悪行も展示されている。武漢日中戦争の時に、日本軍がここまで進撃してきている。そのルートなどが掲示されたいた。
 さて博物館のほかに涼しいところとして、床屋に行った。中国の床屋は、洗髪台が豪華で洗い専門の人がいる。入った店は美容院と兼用らしく、女の客の方が多かった。カッコイイ髪切り兄さんの髪切隊が待機している中から指名するのだが、黙って座ると若い女性の髪切りさんが来てくれた。日本人と分かると耳でも切られるといけないと思っていたが、「どこから来たの?」と聞かれると、つい「日本の東京から」と答えてしまったが無事だった。
 ここは50元とやや高い。でも日本の1000円カットよりまだ安い。 さて今回の食事のことだが、ホテルの近くの道を歩いていると、歩道でバケツに山盛りのザリガニを地べたに座り込んでナイフで切れ目を入れたりしている。ふと見るとその前に○○餐庁(○○食堂)とちょっとした食堂があった。ここでこのザリガニが食べられるに違いないと思って、迷わず中へ。当たり!案の定「虾」というメニューがあった。メニューと言っても札がかけてあるだけ、その札の前に行って横にいるお姉さんに、自分が食べたいものを言うのだ。ここでは、ザリガニと玉子豆腐と魚を食べた。
 このザリガニが美味であった!とっても辛い味付けだが美味しい。このままビニールの手袋をはめて手で甲羅やハサミを外しながら食べるのだ。食べにくかったが、この山盛りを次から次へ食べているうちに食べ方の要領を得てきた。バリっと頭を外してカニみそみたいな部分をチュウチュウと吸う。これが美味しい。ハサミのところはガリッと歯で割って中の身を食べる。背中の甲羅にナイフが入っているので背中を開いて中の身を食べる。ザリガニだけあってよく運動しているのか、エビよりも歯ごたえのあるこりこりした身がいける。しかし食べる所が少ないので、山盛りでも食べられた。
 魚は塩漬けだったのか、しょっぱ過ぎてイマイチ。
 また武漢の朝ごはんといえば、汁無し温麺だ。冷たい麺もあり、こちらは涼麺(リャンメン)と呼ばれていた。
 庶民の朝飯やで、大抵このような紙カップに入れてくれる。
ところで、暑い日中に移動するにはタクシーが必須だが、みな乗りたがるのでなかなか空車が見つからない。それを補うのがバイクタクシーだ。しかし、40°もある日中の炎天下にバイクはきついと思ったら、二人用傘を設置したバイクがブンブン走っている。この傘の形面白い。後ろからそっとパチリ。
 また、道には色々な物売りが出ているが、見慣れない物を見つけた。蓮の実だった。これは食べなかったが、空港で好みの乾燥したものを売っていたので、そちらは買ってきた。