方正集団
本来のこのブログの趣旨に、たまには戻ってみるか。
産学共同という言葉があるが、日本の大学について言えば、この動きはまだまだ感がある。その点中国は早い。
先日何かの新聞で「方正集団」と共同で日本企業が何かするという記事を見た。方正集団というのは正式には「北京北大方正集団公司」といい100%北京大学出資のIT会社だ。1996年の設立だが、その前身は1988年に設立されており、更にそのきっかけは1974年までさかのぼる。
1974年と言えば、毛沢東がまだ生きていた頃で、文化大革命が終わって間もない頃だ。
既に日本にも進出しており、日本では方正株式会社として登録されているらしい。大学が会社を作って、海外にまで進出するというのはすごい。アメリカの大学も顔負けといったところ。アメリカでは企業との共同研究は珍しくないが、大学が単独で会社を立ち上げるというのは中国ならではではないだろうか。
ところで、中国のIT業界ではグーグルを締め出し、facebookも利用できないと聞いているが、facebookの方は中国からも参加者がいる。グーグルに代わる「百度」(バイドゥー)というのがあるし、中国版ツイッター「微博」(ウェイボー)というのもある。もう少し中国語が上手になったらこれらも試してみたい。中国の人達とネット上でコミュニケーションができるようになるだろう。