天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

タリバンの攻撃

 ニュースでは、アフガニスタン日本大使館タリバンからロケット弾の攻撃を受けたと報道している。
 同じニュースで、タリバンの攻撃はコーランにおしっこをかけた米兵(=米軍)への報復であり、アフガニスタンに軍隊を置く国への反発の証しであり、日本は対象外であるとしている。
 そうだろうと思う。各国の大使館が密集しているカブールにおいて、日本大使館への着弾は流れ弾であり、ミスショットであろう。着弾したのは事実であろうから、これを報道するのはいいとしても、ニュースメディアは、タリバンをしてロケット弾を発射せしめた根本原因は何かということを、分析し解説しなくてはならないだろう。
 純粋なイスラム教徒の神学生であるタリバンは、アフガニスタンイスラム教国として自立してゆくのに、外国の軍隊などは不要であると考えているだけだ。それはそうに違いない。中村医師のように、井戸掘りや用水路の建設は、彼らが自給自足の生活を取り戻す助けとなるので歓迎だが、軍隊はまったく必要としない。
 それにしても、米兵の侮辱行為の対象となったコーラン。これには一体どのようなことが書いてあるのだろうか。という素朴な疑問を解決するために、阿刀田高氏の「コーランを知っていますか」という本を買ってみた。ユダヤ教キリスト教のあとに来た宗教とはどんなものか、興味がある。