天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

広がるデモ

 格差是正を求めるデモは、世界82カ国、951都市にまで広がった。ということは、この問題はアメリカだけでなく、日本でもうそうだということに留まらず、世界中の問題なのだ。その程度や影響度合いなどは地域によって異なるということはあろうが、同じ問題が世界中に存在しているということだ。
 そういう問題意識があるということで、あっという間に世界中にデモが広がった。短期に広がった理由は、このインターネットに他ならない。ヤバイと思った為政者がメディアを統制しようとしても、ネットは止まらない。ワシだって書くもんね。
 このネットでもって、ビジネスに利用して大もうけをしている人たちもいる。使い方で色々なことができる。「バカとハサミは使いよう」と言う言葉が昔あった。何か「バカ」というところが差別用語のようで、今では大ぴらに使うのがはばかられるが、「ネットとハサミは使いよう」と言えば誰も傷つかない。
 実際そうだ。ネットも使い方で世の中にいいことも広げていくことができるのだ。誹謗中傷ばかりでなく、いいこと。いいことって何?そのコンテンツが問題だ。いいこと、いいことをしたい。
 ところでこのデモはどうなってゆくのだろう。どのようにおさまるのだろうか。ヒートアップするのか、自然消滅してどのようにもならずに終わるのだろうか。いやいや、ここまで世界中が問題意識を共有したということは、急激に何かが起こらなかったとしても、徐々に何かが変わってゆくはずだ。一握りの勝ち組が世界を牛耳る間は変わらない。しかしそのような状態では、この流れは急激な動きとならざるを得ない。
 もう我々人間は急激な変化が犠牲を伴うものだということを、いやというほど経験してきたはずだ。学習能力があってもいいはず。
 ソフトランディングと言う言葉は、それほど好きな言葉ではないが、徐々に犠牲を伴わずに、いい方向に向かえないものか。どうなったらよくなるのか、どういう状態がいい社会なのか。少なくとも飽食とか便利さや贅沢とは無縁のものだろう。意識の問題かもしれないし、愛情とか思いやりとか、絆といったものを大切にして、物質的な問題としては無駄を無くして・・・よおく考えてみよう。