天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

世田谷の放射能

 毎朝駅へ向かう車の中で森本毅郎氏のニューストークを聴いている。今朝の話は世田谷区の歩道で1時間当たり2.707マイクロシーベルト放射線が検出されたことを話していた。福島原発の事故以来、東京都内で最も高い値は、3月15日の1時間あたり0.496マイクロシーベルトだった。これを大きく上回る数字だ。
 そうなんだ、ちゃんと計測すれば実態が明らかになる。チェルノブイリ事故より大きな事故であったにもかかわらず、情報が行き渡らず庶民は何事もないように暮らすしかない。福島ではゴルフ場も開業しているらしい。
 我が職場のおじさんたちの昼休みの会話はこれだった。曰く「福島のゴルフ場も60歳以上のみ入場という制限でもしたらどうだ。」
 夕方帰りにあのニュースはどうなったか、と携帯電話のニュースを見ても出てこない。また情報統制か。都心でこんな数字が出たら騒ぎになるからな、と思っていたら、今度は同じ世田谷で民家の床下から放射性物質の入ったビンが見つかったとか。その数値たるや1時間当たり30マイクロシーベルトとか。こちらは何か犯罪性の臭いもする。
 危機意識を持つ学者は声高に危険性や対策を訴えるが、体制側の学者・識者は庶民に理解のできない数字を並べては大丈夫だと言う。どうなっているのだこの国は。20年、30年後に癌をはじめ様々な症状が出てくることになるかもしれない。いち早く海外に逃れた人もいるが、個人的に逃げれば問題の解決と考えるのも如何なものか。
 今週末にまた市民講座がある。そこに行こうと考えていたが都合で難しくなりそう。ともあれ、そのような市民運動を継続して行政に対応を迫ってゆくということが我々にできることか。