一昨日台湾料理の店に行ったが、あのときもう一つの候補に挙げておいた店にウイグル料理の店があった。ウイグル料理といっても新疆ウイグル地区の料理なので、広い意味で一種の中華料理だろう。と言えないことも無い。と思っていたが、今日実食しに行った。
職場の仲間３人と４人で出かけた。基本的に羊の肉の料理だという知識くらいで、メニューを見るとシシカバブから始まって色々あった。店のお兄さんに「これがウイグル料理だ、というのを教えてくれ」と聞いて、初めの答えはシシカバブだった。その他いろいろ説明してくれたところによると、麺に羊の肉料理をかけてたべる食べ物は、ヨーロッパに伝わってイタリアのパスタになった。チャーハンのように見える料理も、パエリアになったし、羊肉を挟んだパイのような食べ物は、ピザの元祖だ。中華料理への影響も大きいとのこと。
要するに、世界の食文化の元祖はウイグル料理だ、と言っていた。日本料理はこの系統をついでいないと思うがどうだろう。
味は全て羊の味。わたくし的には香辛料の臭いや辛さも含めて全く問題ない。今日食すことが出来なかった料理を確かめにまた行きたい、というのが食後の感想だ。
お兄さんは日本語を話しているが、普通語はどうだろう。今時のウイグル人なので当然普通語も通じるだろうが、恐らく中国人扱いをされるのはあまり嬉しくないだろうと思って「君たちも普通語は使うのか」というような質問をするのはやめておいた。
写真の一つは水たばこだ。これはかつてインド料理屋で試したことがあったが、ここにもあった。聞けば、エジプトから始まり、中央アジアの相当広い地域で喫われているものだとのこと。
とにかく、思いをかなえた食事ができて満足な夕べではあった。
ちなみに、この店は西新宿にあるシルクロード・タリムウイグルレストランという。新宿よりも初台駅の近くにある。どうぞよろしく。
