天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

Coming Out by Danielle Steel

 ペーパーバックの方は、エミール・ゾラの「大地」を読んでいたので、ダニエル・スティールの本は久々のようだった。読んだのは「Coming Out」。これは、アメリカのWASPの社会で、娘が年ごろになると社交界にデビューするパーティがあるらしい。そこに出ることでComing Outするという訳だ。
 Comong Outする娘を持つ家族の物語。家族構成は複雑。彼女の書く話はいつもそう。弁護士の主人公の女性と、判事の夫は両方とも再婚。再婚というのは、もうアメリカでは珍しくない。二人の間の子供はまだ小さい。彼女が以前の夫との間にできた3人の子供も一緒に暮らしているが、その3人のうち、双子の二人の娘が18歳となり、そのパーティーへの招待状が届いた。
 二人のうちの一人は、そういう特権階級的な差別的な鼻持ちならない儀式に出席するのを嫌う。再婚相手の夫もユダヤ教徒であり、その社会の人間ではない。心情として出席を拒否する。
 などなど、そのパーティーへの出席をめぐってすったもんだする物語だ。That's entertainment. といった感じの小説で一気に面白く読めた。
 *明日は、眼の手術をする。ドキドキ。