天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

蘭奢待

 今日は、蘭奢待(らんじゃたい)という名のお店で、焼き鳥を食べて帰った。久々の先輩と会う約束をしていたのだが、昨日になって神保町のこのお店を予約しておいてくれとの連絡があったので、そのようにしたわけ。なんでもこのお店はミシュランの一つ☆をもらって、店主がラジオインタビューを受けたのだが、それを聞いていた先輩が、その淡々とした語り口が気に入って、行ってみたくなったとのこと。
 期待を裏切らないお店だった。高級焼き鳥屋というのは、他にも昔から使った店が京橋界隈にあったが、ここはそれとも少し違う。神保町らしく、小さな店構えでやや若手の3人でやっている。決してきたな美味いというキタナシュランではない。焼き鳥なのに店の中は清潔な感じを保っていた。
 料理の方は、話に専念するためにコースで頼んだ。それなりに凝った味付けの料理が出てよかったが、先に行って待つ間に、試しに皮を一本焼いてもらったら、これがよかった。焼き加減に気合いが感じられて350円。
 そもそもこの蘭奢待という不思議な名前は何か、と調べてみると高級な香木の名前らしい。ちょっと凝り過ぎかという気がしないでもないが、名前に負けないような店と味をキープする意気込みがあるならヨシ、といったところだろうか。
 肝心の食べ物だが、変わったところで、ほうずきとかフランス産ウズラの卵とかが珍しかった。また誰かを連れて行きたいお店だった。