中国で馬といえば、モンゴルの草原を駆け抜ける馬たちか、さもなくば農耕馬だろう。農耕といえば、中国的には牛の方が一般的で、荷役というとロバだが、馬も地方によっては働いていたはず。
中国の馬はそういったイメージしかなかった。が、最近はいわゆる乗馬を楽しむ人たちが出始めているらしい。ふとつけたテレビでそのようなことを言っていた。3年前の北京オリンピックのときでさえ、ちゃんとした馬場がなくて、乗馬競技は香港で行われたという。
それが今や北京郊外に乗馬クラブが出来ていて、中国人の富裕層が楽しんでいるらしい。一口に富裕層といっても、半端な富裕層では乗馬まではいかない。せいぜいゴルフだろう。
しかし、もうこの一歩が始まるとあとは早いだろう。次々と乗馬をやる人が増えて、それでまた金儲けをする人が出てくるのだろう。
そうこうするうちに、広州と内モンゴルでは暴動が起きたらしい。珍しいことではないかもしれないが、いまだに格差の広がる中で、そのようなことが後を絶たないのだ。なんともはや・・・。
広州にいる友人は暴動に巻き込まれていないだろうか。ちょっと心配。