天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

果物のことども

 バナナは昔高くて、いつもいつも食べられる果物ではなかった。それが今では、安くていつでも食べられる。種類も豊富。
 この値段の違いは、バナナが取れる地域で商品作物として、地元住民の安い労働力を使って大量に作られるようになったため、とどこかに書いてあった。バナナに限らず、そのようにして安価に手に入るようになった果物は他にもある。
 パイナップルなんかもそうだ。昔はパイナップルといえば、黄色くて蜜に使った輪切りの形状を連想した。缶詰のことだ。そういうものしか日常見なかったし、その缶詰もしょっちゅう買うものではなく、どちらかというと頂きものの缶詰セットに入った形でやってきた。それが今では、とげとげの皮と頭の緑の葉もついたままお店に並んでいる。もはや高級果物ではない。蜜で煮てないので甘さに当たりはずれがある。
 値段の話では、昔バナナが高かったのは、上記の理由もあるであろうが、実はバナナの輸入が独占販売のルートで庶民のところに届けられていたからだ。とんでもないことだった。
 自由化によってバナナなどの果物が庶民のものになったのはいいが、生産者(そこで労働している者)に適正な対価が支払われなくてはならない。自由化で競争原理が導入されて、コストダウンというのはありがたい話だ。しかし格差社会の労働者の犠牲の上に成り立つ価格破壊は如何なものか。
 今日は、さくらんぼコンペといって、我がゴルフ場の季節のイベントに参加した。参加賞や賞品にさくらんぼをもらった。これは、ゴルフ場のある地元の産品だ。地元のものを使った地域活性には大賛成なので、楽しんで参加している。果物系のイベントが多いので楽しい。
 来月はももの季節で、ピーチコンペというのがあり、出場を予定している。輸入物の果物はその値段とか、産地の国々の人たちのことを考えてしまうが、地元系の果物は大いに楽しみたい。