天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

薬と茶

 薬という漢字と、茶という漢字はどちらも草かんむりが付いて、すそが広がっているので、見間違えやすい。そこで間違えられてしまうこともある。がしかし、元々中国から日本にお茶が入ってきたときは、薬として貴重なものがられたはず。今のようにがぶ飲みをするような習慣は無かった。事実、お茶の殺菌効果はスゴイ。
 しかし、薬のほうは殺菌効果ばかりではなく、もっと他の効能がある。なので、お茶=薬ではなく、薬>お茶と言う関係で、お茶も薬の一種ということだろうと思う。
 それにしても、中国茶は美味しい。中国語では「好喝」という。昨日も中国帰りのリル、ではなく男の友人からお茶を頂いた。楽しく味わいたいと思う。謝謝。
 私が思うに、中国茶日本茶の違いは、中国茶が茶葉を丸めて乾かしたり、ロンジン茶のように若葉をつんだ形状のまま乾燥させているのに比べ、日本茶はこれを刻んでいる。日本の抹茶に至っては切り刻むだけでは飽き足らず、粉にしてしまった。これはこれで独特の風味が出て美味しい(好喝)のであるが、ちょっと短気な性質が出ているのだろうか。刻むと、茶葉の中の成分がすぐに出る。湯に入れてすぐに茶の成分を出して飲むのが日本人で、じっくり時間をかけて湯から味と成分を染みださせるのが中国、というように思える。
 中国の長い歴史という文化に支えられた人たちは、ゆったりとお茶と友人と一緒に時間を過ごすのだ。いいなあ、やはり中国は。