天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

日中友好 鯉のぼりと八重桜の大交流会

 春恒例(らしい)の日中交流会に参加した。縁あってこの友好協会に入って、初めての参加だ。昨年も案内があったのを記憶しているが行かなかった。雨だったように思う。
 場所は南浅川沿いの長房市民センターというところ。西八王子駅から徒歩15分とあったので、駅から歩いてみたがなかなか着かない。
やっと遠くに鯉のぼりが見えてきた。
でも河原には誰もいなくて、会場は市民センターの和室だった。
会場はこんな感じ。何しろ私は初めて参加するので、勝手がよくわからない。「自慢の手料理を歓迎します」とあったので、at homeな会なのだろうと思った。そりゃそうだろう、庶民の交流会なのだから格式ばってはいけない。が、手料理も作れないので、前回の中国旅行で買いおいた白酒(マオタイ酒)を一本もって行った。結構これが受けた。紹興酒は日本の酒屋でもスーパーでも売っているが、アルコール50度以上の白酒はそのへんには売っていないせいか。
今回の交流会の出し物はバナナのたたき売りということで、バナナを山積してそれらしい恰好をしてたおじさんが出てきた。この方はなかなかの芸達者で、バナナの前に紙の蝶々を扇子で飛ばしたり、南京玉すだれをやって見せてくれた。
出し物はいいとして、交流する人たちは誰かということだが、八王子在住の中国人と中国帰国者と我々友好協会メンバーである。今年の3月に春節の会というのにやはり初参加したが、顔ぶれはほとんど同じだった。中国の留学生は帰国中の人が多いらしく、参加の中国人は我々の中国語教室の先生たちなど、日ごろ交流のある人たちが中心。バナナの後は太極拳の出し物もあったが、これも春節の会のときと同様の面子だ。こうして皆が親しくなってゆくのかー。こういう輪が広がればいいということだろう。八王子支部の交流会というと、マイナーな感じの集まりのようではあるが、会を引っ張って行ってくれている先輩方は、60年以上の歴史のあるこの協会の初期のころから活動を続けている方もいらっしゃる。
 そばの席に中国帰国者の方々がいらしたので、少し話をしてみたがやはり中国語の方が板についているというか、母語のようである。幼いころから中国語で中国人に育てられて来て、自分が日本人だということすら知らないでいたかもしれないのだ。感覚的にも中国人的な様子にあるのは当然のことと思う。
ともかく、皆で順に自己紹介をしたり歌を唄ったり、司会進行役の方は自ら笛も吹いて大健闘だ。芸なしの私はお役に立てていない。白酒でごまかした感じ。 
参加者の中には、日本初の女性K2登頂者の小松さんというかたもいらっしゃった。初めの紹介のときは、少数民族を訪ねて中国各地を旅していらっしゃる方とのことだったが、「日本初の・・・」と聞いて皆の質問攻めにあっていた。

帰りに、浅川の橋にかかった横断幕を見ると「みんなでがんばろう、日本」と書いてあった。
これは、地震の被害を受けた我々日本人が皆でがんばろう、ということだろう。しかし、今回の交流会の中国でも、最近で言えば四川省内モンゴル地区で大きな地震被害を受けている。
 今はたしかに日本の地震被害について世界中から注目され、支援も受けている最中ではあるが、庶民レベルで呼び掛けるときに、日本という区切りは必要だろうか。