天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

就活

 就職活動、略して就活。婚活もその手の略語。離活はないか。
 就活といえば、大学卒業生の就職内定率が過去最低ということで話題になっている。中国でも、蟻族という言葉があり、これは大学卒業後就活中の状態の人たちを、そのように呼んでいる。
 新卒というと難しいのだろうか。一方キャリア採用の方はよくよく探すと結構行き先があるようにみえる。今日も5時から男で、ある先輩と会っていたが、このご時世で会社の様子が不安定らしい。そこから出てゆく人、そこに入ろうとする人、色々いる。しかし、以前別の会社でちゃんとした実績を挙げている場合は、そのような人材を求めている会社があるものだ。たまたま、何かの都合で自分の今いる会社が無くなるとか、いられなくなるとか、居たくなくなるということが有ったとしても、実績と得意技を持っていれば、どこかで貢献することができるはずだ。
 なので、新卒の人たちも最後はより好みをするよりも、自分にできそうな仕事があればとりあえずやって見て、そこで事績を積むということも大切だろう。一定の経験を積んで、自信ができれば独立するという方法もある。この起業というやつがまた、今の日本人には文化、風習、性向としてなじんでいないようだ。
 ところで、この大学生の就活というやつについては、先日書いたホームレス留学生だった張国海氏が言うには、せっかく大学に入っても、3年生のうちから就活に追われてゆっくり勉強をするどころではなかった、と嘆いている。企業側も学生をそのような行動に追い立てるようなことはやめて欲しい、と書いていた。
 これからは、4月1日に一斉に採用をするというよりも、一年を通して、人材が必要になったときに採用することとなれば、学生側も3月末に向けて追い込みの焦りを感じることなく、卒業後も自分の実力をつける活動に励みながら、機会を探し続けることができるだろう。何か選定のための無駄な風習のようなものは無くなるといい。時間をかけて適材を見つける、あるいは希望の会社を探すことができるようになってゆくべきだろう。