天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

勤労感謝の日

 今日は国民の休日であった。何の名目で休みなのかと思ったら勤労感謝の日であった。私も日ごろ勤労しているので、感謝されてもいいかなと思うが、家内からは特に感謝している気配が感じられない。
 そこで、というわけでもないが、まだ11月ではあるが、徐々に部屋のとり片付けを始めている。
 書類は先週末かなり捨てた。今日は本棚の中で、保管しておいても仕方のないと思われる本を、消極的に選び出して古本屋へ持って行くことにした。目的は、売って金銭を得ることよりも、身辺から余分なものをなくして、それが本ならば、もしかしてまた誰かに読まれるチャンスを与えようということだ。
 日ごろ見ることのない、影になっている部分の本棚から、読んだか読んでないのかよく分からない本も出てくる。私は、本を読み終わるとその日付を鉛筆で最終ページに書くことにしているので、最終ページを開くとわかる。
 影に隠れている棚から2冊のペーパーバックが出て来た。以前、英語感覚を忘れないために、何でもいいので英語のペーパーバックを安く手に入れて読んでいたものだ。安く手に入れる方法は古本屋だった。そこではかなりのペーパーバックを買っていた。その店のポイントカードのポイントが1000を超えていることが数か月前に分かっていた。
 今日は、その店までポイントを使いがてら、余分な本を処分しに行った。日ごろの勤労を自ら感謝しながら、そういう何でもない時間を過ごすことに一種の幸せを感じながら、最近たまにしか運転しない車を走らせた。
 持って行った本の数は数冊だった。20円になった。ガクッとも来ない。初めから期待していない。本棚がきれいになったのでよかった。ポイントに少し金銭を足して北方健三の水滸伝のうち5冊を買った。平和な勤労感謝の日だった。